転職理由ランキング~ITエンジニア~
本コラムでは求職者の転職理由とITエンジニアの転職理由にフォーカスして、ランキング形式でご紹介していきます。
まずは転職理由〈総合〉から紹介していきます。
昨今1年間に転職活動を行った約10万人の転職理由トップ3は、
1位「ほかにやりたい仕事がある」(14.7%)
2位「給与に不満がある」(11.0%)
3位「会社の将来性が不安」(9.7%)
となりました。
2019年度も求人倍率は高水準を維持していたため、売り手市場の中で同僚や友人が転職で年収が上がったという話を聞いて「転職をすれば給与が上がるのではないか」と考えた求職者が増え、前年度3位だった「給与に不満がある」という転職理由が2位となりました。
また、5位「専門知識・技術を習得したい」(前年度比0.2pt増)、6位「幅広い経験・知識を積みたい」(前年度比0.4pt増)、10位「市場価値を上げたい」(前年度比0.1pt増)など、スキルアップを望む転職理由が前年度比で増加している事から、今後働き続けることが求められていく中で「スキル・経験を積める環境に移りたい」という方が増えてきていると考えられます。
また、転職希望者側が数多くの求人の中から希望の条件を選べるようになっているため、
待遇や働く時間、休日など条件を優先して転職先を選ぶ傾向も強まっています。
次に、ITエンジニアの転職理由をランキング形式で紹介していきます。
「ITエンジニア」の転職理由1位は「ほかにやりたい仕事がある」で、
前年度比0.8pt増の17.4%と調査開始(2008年)以来最も高い割合となりました。
社内システムの導入等に伴う事業会社の採用が引き続き活発で、ITエンジニアに人気の高い社内SEの求人が増えているため、SIer(システムインテグレータ) からの転職を希望する人が増加しました。
3位「専門知識・技術を習得したい」も0.5pt増の10.2%となり、新しい技術習得のために転職活動をする人も増えていることが分かります。
◇◆まとめ◆◇
- 転職理由1位は、前年度に引き続き「ほかにやりたい仕事がある」
- 前年度から最も割合が増えた転職理由は、「業界の先行きが不安」
- 将来の不安に次いで増加が目立ったのは給与への不満となった
上記を踏まえ採用を検討する各ご担当者様は、採用ターゲットの転職理由を考慮し、それが改善できる「自社の魅力をアピール」することが大切だと思います。
【※参考文献】(株)パーソルキャリア「転職理由ランキング2019<総合>/https://www.saiyo-doda.jp/lp/ma/reason/
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執筆者
広告企画グループ マーケティング担当