え!?私達の採用コスト高すぎ…?採用市場単価の今!!
お世話になっております。マーケティング担当です!!
本日は中途採用にかかるコストの市場平均についてお伝えします。
採用コストが高いのか安いのかを捉えるには、現在の市場の値を捉えなければなりません。
毎年アップデートを行わないと、5年前はこうだったから、きっとこのくらいで、、、というのはもしかしたら役に立たない指標になっている可能性があります。そうなるとご自身や部下の方に必要のない負荷をかけてしまう可能性もありますので、ぜひ弊社コラムも参照にしつつアップデートしていきましょう!
ちなみに今回使用している参照元はマイナビ様発行、中途採⽤状況調査2020年版(2019年統計)となっております。
2020年、2021年度は、コロナウィルスの影響が色濃く、市場平均値として参考にするデータとしては向いておらず、一般的に市場の活況がコロナ前2019年と今年度が同等であるという理由から参照としております。
また、ここでいう採用コストとは、内部的なコスト(業務に対する人件費や経費)ではなく、外部的なコスト(人材紹介や求人広告費)のみを指します。
①年間の採用コスト
企業規模別にかけている年間採用コストを以下で確認します。
従業員数 | ~60人 | 60~299人 | 300人~ |
採用コスト | 350万 | 412万 | 1102万 |
上記コストが年間発生している全体の費用になります。もう少し詳しく、求人広告費にかかる年間コストを以下で確認します。
従業員数 | ~60人 | 60~299人 | 300人~ |
求人広告費用(年間) | 121万円 | 86万円 | 197万円 |
企業規模と従業員数は単純な比例を示さないようです、しかし規模感が大きくなると人数に比例して出費も増えていくようです。また、業種別の相場もありますので、ご確認ください。一部特徴的であったり印象的な業界を抜粋しております。
業種 | 求人広告費(年間) |
不動産・建設・設備 | 266万円 |
サービス・レジャー | 265万円 |
⾦融・保険 | 153万円 |
IT・通信・インターネット | 137万円 |
運輸・交通・物流・倉庫 | 134万円 |
医療・福祉 | 92万円 |
製造・メーカー | 89万円 |
流通・⼩売・フード | 83万円 |
上記の通りになります。業種×従業員規模を照らしあわせ、年間コストとして自社が妥当であるかを、上記図を確認しながら、想定してみると良いかもしれません。
②採用単価
ここでは一人当たりの単価の数字をお伝えします。業界によって激しく変動するため、下記をご覧ください。
業種 | 1人あたりの求人広告費 |
保育・教育・通訳 | 83.9万円 |
ITエンジニア | 63.9万円 |
企画・経営 | 63.7万円 |
美容・ブライダル・ホテル・交通 | 60.0万円 |
コンサルタント・金融・不動産専門職 | 59.6万円 |
建築・土木 | 59.6万円 |
営業 | 53.9万円 |
医療・福祉 | 53.2万円 |
公共サービス | 52.6万円 |
Web・インターネット・ゲーム | 49.9万円 |
販売・フード・アミューズメント | 45.4万円 |
電気・電子・機械・半導体 | 38.8万円 |
管理・事務 | 36.8万円 |
クリエイティブ | 33.4万円 |
医薬・食品・化学・素材 | 27.8万円 |
技能工・設備・配送・農林水産 | 27.5万円 |
上記の通りになります。当然地域によって難易度も変化してくるところもありますが、皆様ご存じの通り、人を採用する事の難しさ、費用感として決して安くはない事が、明らかになっているかと思います。
しかし結果は出さなければいけません。そのため、求人を上手く使い分ける事が必要かと思います。
対象の分母が多いサイトの利用もあり得ますし、対象という枠を外して、総分母で考えるのも良いです。極端に人口が少ない地域であれば、低コストで通年求人を出し、人の波を抑えたり、狙いが採用難度の高い仕事であれば、紹介でしか獲得できない場合もありますし、最近は紹介も少ないという話も聞きますので、ダイレクト型への切り替えもあり得ます。
ある程度のパターンはあっても、個別具体的なケースによって結論は一様を示さないかと思います。
ぜひ、一度他の観点からの話を聞いて頂きたいと思いますし、もしそれが弊社であれば全力を尽くして御社の一助となります!!
執筆者
広告企画グループ マーケティング担当